
以前にも投稿したのだが、最近、読書を意識的にするよう心掛けている。
ここのところ読んでいて「これは二度楽しめるな」と思った本に出くわしたので、読書初心者の身ではあるが、ご紹介しようと思う。
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ひまわりの咲かない夏
当時、ホラー文庫の中でひときわ表紙が怖いと思ったので、なんの前知識もなく購入したお話である。
登場人物がみんなどこかぐにゃぐにゃしていて、モブの登場人物ですら異常だ。
さらに読んでいるうちに、「……これは何を言ってるんだ?」と不思議な違和感を覚える。
あるところに大きな仕掛けがあり、その仕掛けにみごとに突っ込んだので、「ええ!」と声を出すくらいびっくりした。
それくらいインパクトのある本だ。
読了後、もう一度読み返すと、今までの違和感に納得がいきながら
話をもっと深堀りしながら読み進む楽しさがある。
妖怪や呪いといった類ではなく、最後まで湿り気のある気持ち悪いホラーだった。
悪いものが、来ませんように
ホラーではないけれど、ある意味人間が怖い、通称「ヒトコワ」というジャンルになるのかな。
最初は、仲良しの女性同士の友情物語的な話なのかと思いながら読み進めていった。
けれど、ところどころで「ん?この人達、どういうことになってんの?」と思う描写があり、だんだん自分が思っていた関係性がうすぼんやりしてくる。
そんなタイミングで、強烈なパンチのような「真実」がさらりと書かれる。
私はうっかり見落とし、わざわざカウンターをくらいに読み戻るという、ドM読書を体験してしまった。
決してハッピーエンドではない。
じわっとした不快感の残る物語だ。
けれど、物語の流れでいえば、目線がそれぞれの主人公に置き換わっていくので、飽きずに読めるところがすごくいい。
リバース
作者のおかげで、「イヤミス」というジャンルを知ることができた。
文庫の表紙を見る限り、なんだかコーヒーのうんちくが出てくるおしゃれな話なのかなと思っていた。
内容にもところどころ、においたつようなコーヒーの表現があり、スコーン的な何かをつまみつつコーヒーを飲みたくなる。
とはいえ、愉快な話ではない。
人が亡くなる描写があり、物語はそれをめぐって進んでいく。
正直なところ、私は「平凡なミステリーやん」と思って、若干飽き気味に読んでいた。
が、とあるところで、それこそバットで殴られるくらいにびっくりした。
二度目にこの衝撃は絶対体験できないが、オチをわかったうえで読むと、それならではの不快感が増す。
ところでこのお話はドラマがあるとのことで、私はテレビ方面にうといため知らなかった。こちらも見てみようと思う。
うつくしが丘の不幸の家
怖い本が並んだうえにこのタイトルだから
さぞかし怖そうだが、読み終わって心が温かくなる。
家をベースに、いくつかの、いろんな人物の物語が循環する。
悲しい出来事もあり、けったくそ悪い人物も出てくるのだが必ず前を向いていく。
やがてひとつの輪としてつながったとき、えも言われぬ幸せ感を感じられた。
心底読んでよかったと思う物語。
すべてがわかったうえでの2度めの読書体験は、手放しで安心して読み込めるのがよかった。
おわりに
読書初心者なので、難しい考察はまだまだできない。
けれど、読み終わったあとに
「あれ?じゃあ、あの場面ってどういうこと?」
と、もう一度ページをめくりたくなる本は、やっぱり面白い。
一回目は物語を拾う事を純粋に楽しみ
二回目は答え合わせとしてもう一度話をなぞっていく。
そういう読み方ができる本に出会うと、読書って益々楽しいなと思う。
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